5576-002の救世主

考えてみればもう18年位前会社のガラクタ置場で5576-002を見つけて、店長に「これください!」と言って譲ってもらってからずっと愛用しています.
最初はそのまま接続してIBMのドライバで使っていたので左ALTが効いてくれず、大変使いずらいものでしたが、Qucky(https://www.soramimi.jp/quckey/index.html)の存在を知ってさっそく注文し、接続して左ALTがバッチリつかえるようになったので、その抜群のキータッチが良くてずっと使っていました.

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ところがハードが進化するにつれてPCのPS/2端子が危うくなってきました.会社でいつ頃か使ったDELLはとっくにPS/2なんてなくなっていましたし、その後世代替えで買ってもらった会社のPCもPS/2はあるのですが、抜いたり指したりしているうちにすっかりダメになってしまい、USB-PS/2切替器を介して使う羽目になりました.ところがどうもこの組み合わせは相性が悪いらしく、モノによってはまったく動いてくれなかったり、動いてくれたと思ったらShiftキーが押されっぱなしになった状態になってしまい、Windows側のソフトは暴走状態になってしまい、その都度USBを抜きさしして初期化しないとダメになってしまいました.またマシン立ち上げ時も同様で必ずUSBを抜き差ししてリセットしなければ無応答になってしまいます.元がPS/2にさすものなのでいたしかたないのですが、仕事にも支障をきたすようになってしまったため、しばらくの間は5576-C01にチェンジしていました.

で今年になって見つけたのが、USB-PS/2切替器を要しない「PS/2キーボード USB変換アダプタ (IBM 5576-002/003/Keyboard1対応)」(http://ixsvr.dyndns.org/usb2ps2)です.

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試しに作者にメールして作成していただき使ってみましたが、安定性抜群です.最初の頃はマシンのブートアップ時に左ALTが効かない問題がありましたが、それもその後のファームウェアのアップデートで解消し、今は完璧にノーメンテナンスで5576-002が使用できています.今はキーボードも安いのは1000円の時代ですが、この「ペッコン、ペッコン」という独自のタッチのアルプス板ばねのキーボードを使っていられるのは幸せです.昔はこれとほぼ同じタッチの5576-001でOS/2IBM PS55で東京の片隅のオフィスで夜中に開発をしていたのを思い出します.たぶんこういうキーボードは今後二度と現れないでしょう.いいものを使い続けていられるというのは幸せだなと思います.