CentOS

もう何年も前にお客様のシステムがRedHatLinuxサーバーで動いていたので、そのメンテナンス用に会社でもライセンスをもらってサーバーを立てたことがあります.当時のディストリビューションはCDがいくつもの箱に入っていたのですが、当時は聞ける人も誰もおらず、何の知識もなしに必死でインストールしたことがありました.その後すべての開発とサポートはそのサーバーで行っていたのですが、クライアント版用にWindowsでも動くGUIを作ったので以降そのサーバーは机の隣でほぼ休眠状態になってしまいました.という訳で自分でサーバーを立てるというのはすっかり縁がなくなってしまいました.

しかしどうも世の中サーバー側の知識がないとやってゆけません.でも会社ではサーバーは厳格に管理されていて、自分でちょっと設定を触ってみるということはできません.この手のことは、なかなか実際にやってみないと理解も深まらないのも現実です.そこでそれなら自宅に立ててみようと思い立ち、あれこれ本を漁ってCentOSに決めました.マシンはというと、部屋の隅にほったらかしにしてあったWindows XPのデスクトップを筐体だけ活かしてマザーとCPUとHDDを交換して生き返らせ、いざやってみたら1日もかからず立ち上げまでたどり着きました.以下はFireFoxを立ち上げたところ.キーボードもPS/2で、もうウン十年前のIBM 5576-C01を使っているところが粋じゃないでしょうか?(実はC01は3台も持っています)

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でもここまで来る前には立ち上げるとBIOSでCPU Fan Errorが出てしまい、マニュアルで強制的にHDDを指定してブートしないと立ち上がりませんでした.おかしいなと思ってCPU(Core i5)を見るのですがファンは景気良く回っています.もう一度マザーのファンの電源の指口を見たら、あにはからんやCPU FANではなく、CHA FANに刺してしまっていました.これでファンの電源の指口を替えたらなんの問題もなくCentOSがブートされるようになりました.ヤレヤレ.あとマザーはASUSのH97 PROというのを使ったのですが、昔はLinux用のNICデバイスドライバでさんざん苦労したので心配したのですけれども、今回はなんの問題もなくオンボードネットワークアダプタを認識してくれました.メデタシ、メデタシ!

さてこれから何をCentOSに載せるかが楽しみです.ともかく自分が立てたサーバーなら何をやっても(自己責任ではありますが)文句は言われないのですから.