2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

XSLT3.0への道(8) パターン (その1)

パターンとはxsl:templateのmatch属性に書く条件のことです.XSLT3.0ではこのパターンがグンと拡張されます.どれくらい変わったかというと定義をみれば歴然とします.次が今のXSLT2.0でのパターンの定義です.きわめてシンプルでした. [1] Pattern ::= Pat…

DITA-OTの憂鬱(その後2)

悪い便りです.せっかくdost.jarを書き換えてテーブルの出力はバッチリと思ったのですが、また障害報告が来てしまいました.PDFでテーブルの出力がボコボコになっているというのです.送られたPDFを見ると確かにテーブルの表示がぜんぜんダメです.原因のtop…

XSLT 2.0で便利になった機能(42) mode属性

特に文書系なのですが、スタイルシートは手が込んでくるとやたらとモードを使って処理を切り回す場合があります.相手は同じ要素なのですが、xsl:templateのmode属性を変えて違った処理をしたいことが多々ある訳です.索引などがよい例かもしれません.私はX…

DITA-OTの憂鬱(その後)

DITA Open ToolkitのデベロッパーはたぶんIBMの人たちです.Javaのソースコードはバグトラッカーで振られた番号と修正者のイニシャルが入って、begin~endでちゃんとコメントされています.WinMergeやEmEditorで確認しながら、DITA-OT 1.5.2のbug fixを1.5.1…

XSLT3.0への道(7) その他の要素

現在まで紹介したXSLT3.0の要素ですがこれらはすでにSaxon9.3に実装されているものです.Saxon9.3の実装状況は次のURLで確認できます. http://www.saxonica.com/documentation/changes/intro/xslt30-93.xml ここではSaxon PEでは使えなかったり、またまだSa…

DITA-OTの憂鬱

4月1日は本当に「エイプリルフールじゃないの~!」と言いたいほど朝からメールで障害報告、仕様変更依頼、問い合わせが飛び込みました.それも複数のお客様からです.おかげで午前中はJavaの修正コーディング、午後はDITA Open tookitの調査という具合で昼…