2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

XSLT 2.0で便利になった機能(41) treat as演算子

今回はtreat as演算子を紹介します.treat as演算子はちょっと難しい概念の中で定義されています.それは、XPathの式の処理系のインプリメントに関係しています. XPathの式処理は、勧告によれば「static analysis phase」と「dynamic evaluation phase」の…

Word2010で苦戦(その2)

Word2010のActive-Xコントロールの件ですが、やっと原因がわかりました.なんとActive-Xの実装の問題でした. 解析してみたのですが次のようになります.まずWord2010ですが、ALT+I+Oでオブジェクトの挿入ダイアログを出すと、ExcelなどのOLEサーバーアプリ…

XSLT 2.0で便利になった機能(40) instance of演算子

今回はinstance of演算子を紹介します.instance of演算子は、例えば組み込み型で使ってみると以下のようになります. 5 instance of xs:integer は true を返します. 5 instance of xs:positiveInteger は false を返します(!). "5" instance of xs:int…

DITA Open ToolkitのCMS組込み

昨年仕事で作成したDITA Open Toolkit用のplug-inを納品したのですが、これとDITA Open ToolkitををCMSに組み込むためお客様のところにはるばるヨーロッパからCMSのベンダーの方がやってきました.私の方は組み込みのための作業についてレクチャーをしていた…

XSLT 2.0で便利になった機能(39) ","演算子

今回は","演算子を紹介します.","演算子は両辺のアイテムかシーケンスを結合して新たにシーケンスを作成してくれます.今までの例の中では、 <xsl:variable name="dayOfWeek" select="'Sunday','Monday','Tuesday','Wednesday',Thurseday','Friday','Saturday'" as="xs:string*"/> <xsl:if test="$day = $dayOfWeek"> ... <xsl:if> というような形で","演算子でシーケンスを作って利用してきました.また、実務上では私はもっぱらxsl:mes…</xsl:if></xsl:if></xsl:variable>

XSLT 2.0で便利になった機能(38) union、intersect、except演算子

今回は、union、intersect、except演算子について紹介します.これらの演算子はnode()*をオペランドとして使用します.この3つの中で、XSLT1.0では、union演算子がサポートされていました.実はunionと"|"は同じです.例えばXSLT1.0では <xsl:apply-templates select="frontmatter | chapter | part | appendix | backmatter"/> というように使用</xsl:apply-templates>…