DITA-OTの憂鬱(その後)

DITA Open ToolkitのデベロッパーはたぶんIBMの人たちです.Javaソースコードはバグトラッカーで振られた番号と修正者のイニシャルが入って、begin~endでちゃんとコメントされています.WinMergeEmEditorで確認しながら、DITA-OT 1.5.2のbug fixを1.5.1のソースへ取り込むのはそれほど手間は取りませんでした.問題はコンパイルのワーニングの多さ、でもこれも最新のDITA-OT 1.5.3のテストビルドでは全部きれいになっているようです.
 
最終的にEclipseからdost.jarをエクスポートし、何件かのテストデータを動かして問題がないことを確認.お客さんにメールしました.お客さんの方はDITA-OT 1.5.2への独自アップデートを考えていたようですが、CMSのベンダーからいろいろアドバイスをうけて、dost.jarの更新版を使うこと方針を固めていました.メールでソースのアーカイーブとdost.jarを送ってテストしてもらい、OKの返事をもらえました.というわけでなんとかめでたしめでたしで終わることが出来ました.
 
こんな修正が私が出来たのも
 
1.ソースコードが外部の人間が見てもわかるようにちゃんと管理されていたこと.
2.WinMergeEmEditor、あとEclipseなどの優秀なソフトウェアがあったこと.
 
のおかげです.多謝!