最近のXMLの本

昔から会社でXMLの仕事に移動や配属が決まると、きまって購入してくれる本がこれでした.いわゆるXMLの赤本というのです.出たのは2001年で相当古いのですが、みんなこれを読んで勉強したものでした.

標準XML完全解説〈上〉(Amazonから画像をお借りしました)

イメージ 1


著者は日本ユニテックの中山幹敏さん, 奥井康弘さん.この本はまだ会社の私の机の隣の本棚に入れてあります.基本的なことを忘れると毎回取り出しては見ます.おかげでもうボロボロになってしまいました.大変お世話になりました.この本は〈下〉の青本もありますが、こちらは内容的に難しすぎてイマイチでしたネ.見ることはまれでした.XSLTXMLスキーマは別の本を読んだほうがいい気がします.

このまえ社長が来てXMLの関係者で会議をしたとき、「XMLの本って最近は何が出ているのか?」という話になりました.Amazonで見たんですが、XMLがこれだけポピュラーになっているのに、どうもその手の新しい本は出ていないように思われます.(出てたらすみません.)

洋書を探してみたんですが、「Beginning XML, 5th Edition」というのがありました.ちょうど息子もXMLを勉強したいとうのでAmazon二冊注文して一冊を送ってやりました.

Beginning XML, 5th Edition (Amazonから画像をお借りしました)

イメージ 2


この本は初心者にマッチしているのかどうかはわかりませんが、私にとっては最新の技術動向がわかりやすくふれられているので良いと思っています.例えばXML Schema 1.1やXSLT 3.0などの最新のテクノロジーです.あとLINQの話なんかものっています.和書ではまずこういうのがまとまって載っている本って見かけません.System.XmlLINQは面白そうなので、Visual Studioでコードを書いて(いえ、サンプルコードはあるんですが、たいていC#です.私はVisual Studioでは根っからVB派なのでVisual Basicにいちいち書き直しているのです)試しています.

出版社のWroxのサイトを見ると、今は


のように、E-book(PDF, ePub, and "Kindle"の3種類だそうです)とだき合わせで売るのがはやりのようです.日本でもこういう流れって来るのかもしれません.