もう昔なので確たる年は忘れてしまいましたが社長から「XMLに命をかけろ(!?)」と言われて、XSLTの勉強をしだしたのが2000年頃だっと思います.XSLT 1.0は1999年11月に勧告になっていましたが、そのころ和書でXSLTが載っている本と言えばこのCD-ROMがオマケで付いてきた「XML + XSL サンプル集」というCQ出版から出ていた本しかなかったのではと思います.
早速買って(確かその当時すでにダウンロード可能だった)MSXMLやSaxonで試してみたのですが、サンプルはまったく動いてくれませんでした.理由はとても簡単、この本の元になってたのは当時マイクロソフトがXSLTのワーキングドラフトを元にしてインプリメントしたIEにバンドルされたMSXMLでしか動かなかったのです.という訳で高いお金を出したのも関わらずお話にならなかったので本は怒って破って捨てました.(筆者のみなさんゴメンナサイ)
今回年度末の大掃除をしていたら、オマケのCD-ROMが出てきました.せっかくなので少し中のコードを見てみるとXSLT 1.0が勧告になるまでの足取りを見ることができます.例えば次のようなコードがあります(一部省略)
<xsl:stylesheet xmlns:xsl="http://www.w3.org/TR/WD-xsl" xml:lang="ja">
...
<xsl:template match="全体">
<table>
<tr>
<th>番号</th>
<th>品名</th>
<th>価格</th>
</tr>
<xsl:for-each select="商品">
<xsl:if test="価格[.$gt$ 150000]">
<tr>
<td>
<xsl:value-of select="番号"/>
</td>
<td>
<xsl:value-of select="品名"/>
</td>
<td style="text-align:right">
<xsl:value-of select="価格"/>
</td>
</tr>
</xsl:if>
</xsl:for-each>
</table>
</xsl:template>
</xsl:stylesheet>
ワーキングドラフトの段階では数値比較の演算子は "$gt$"なんて表されていたのですね.まあ昔をしのぶのは良いのですが、このマイクロソフトのフライイングによるXSLTの実装は不評を買い、それ以降マイクロソフトが先行してこのような仕様を先行実装するという事はなかったと思います.そしてXSLT 2.0の時代になるとマイクロソフトはまったくXSLTからそっぽを向いてしましました.
まあまだ賛同者を募っている状態なのでどうなるかはわかりません.しかし私がみた時点では1,344人の賛同者がいます.もしあなたも賛同者に加わっていただければ、巨人マイクロソフトも動くやもしれません.