XSLT Programmer's Reference

会社の仕事がコンピュータソフト屋で、しかも普通のソフト会社とは違ってマイナーな文書処理分野をやっています.最近は文書もXML化が進み始めているようで、XML文書のに関連する仕事が増えてきました.XML文書では、変換のためのXSLTの知識が事欠かせません.会社の私のデスクの手元には、XSLT Programmer's Referenceの第1版から第4版までそろえていますが、実際に最も良く使ったのは第2版です.付箋で一杯でペーパーブックなのでボロボロ.この本、日本ではインプレスから「XSLTバイブル―プログラマーズリファレンス 」という名前で日本語訳が出ましたが、XSLTの勧告が2.0になっても日本では2.0対応の本は見かけません.仕方がないのでAmazon.co.jpで4版を買ったのですが、最近はこっちの方が見る機会が増えてきました.お客様の環境でもXSLT2.0のSaxonを使用する機会が増えて、私も2.0でコードを書く場合が以前より多くなっているためです.XSLT2.0でas属性を使ってスタイルシートを書くと、XSLT1.0とはぜんぜん違う緊張感を持たなければなりません.通常のプログラミング言語と同じで型のチェックが行われるようになったためです.ちょっとでも間違ったコードを書くと手ひどい目に遭います.まあ今になって考えれば、どれだけXSLT1.0でどうでも良いようなコードを書いていたのかと反省させられます.問題はお仲間がいないこと.C++であれば会社の同僚はみんなやっており、またXSLT1.0だったら少しは聞ける人はいるのですが、XSLT2.0となると私一人しかいません.仕方がないのでわからないことがあったら、xsl-list@lists.mulberrytech.comや、Saxon helpのメーリングリストに聞く様にしていますが、英語なのがつらいところ.早くXSLT2.0を書く人が増えてくれたらと思います.