iPad来たる!

出張から帰ったら机の上に白い箱が置いてありました.中を見たらiPadが入っているではありませんか.この前XHTMLなどのフォーマットからEPUB3を作ったのですが、iPadiBooksで見ると、どうしても目次のページの項目をクリックしても目的のページにジャンプしてくれない障害があると報告されていたのです.送ってきたiPadで試してみて直せということです.
 
しばらく本業が忙しくてほったらかしにしていましたが、社長がFaceBookでこの話題を出したら、修正方法を教えてくれた方がいて、やり方がわかりました.EPUB3では、.ncxではなくてnav.htmlというXHTMLで目次を表現するんですが、iBooksの場合はこれがコンテンツフォルダの直下にないとうまく動作しないとのことです.今まではxhtmlというフォルダを作って、その下に入れていたのですが、これをOEBPSフォルダの下に移せば良いのです.さっそくスタイルシートとantのビルドファイルを直しました.
 
 +--[META-INF]
 |      |
 |      +--container.xml
 |
 +--[OEBPS]
 |      |
 |      +--xxxx.opf
 |      |  nav.html
 |      |  toc.ncx
 |      |
 |      +--[css]
 |      | 
 |      +--[image]
 |      |
 |      +--[xhtml]
 |           |
 |           +-- XHTMLファイル
 +--mimetype
 
ところが、恥ずかしながら肝心のiPadの使い方が全然わかりません.まず電源を入れたらロック解除ができません.これは直前に使った人が設定したパスコードを教えてもらってなんとか立ち上げました.でも全然インターネットに接続しません.そう、実は会社は無線LANすらないままなのです.仕方がないので自宅に持ち帰って、なんとかインターネットに接続できるようになりました.あとは、EPUBを開けばいいのですが、iBooksAppleiTunesから落とさねばなりません.ちょうど教育実習で娘が帰ってきていたので、教えてもらってインストールし、EPUBを自分のプロバイダのサイトから落として見ることができました.
 
試した結果、ちゃんと目次からジャンプルのを確認できました.ところでiBooksを見てびっくりしたんですが、表示が大変綺麗なことです.WindowsのDigital EditionやFire Foxのプラグインとは比べ物になりません.また知らなかったのですが、縦書きやルビもちゃんと対応していてさすがAppleという感じです.
 
イメージ 1

写真はiBooksで表示したPUB3に変換した文書
 
実はその前の出張先でもお客様からiPadで動くEPUBの教材アプリを見せてもらったのですが、こちらもMath MLで2次方程式の解の数式が記述されていてきれいに表示され、Java Scriptで解答を選択できるなど十分な機能でした.私はずっとPC上のアプリばかりでしたので、こういう分野は初めてで大変驚いたものです.
 
時間があればこういうPCとは違った世界も勉強してみたいものです.