XMetaL7.0(英語版)がリリースされました.

4/6にすでに御使いの方のところにはメールが行っていると思います.JUST SYSTEMSからXMetaL7.0(英語版)が公開されました.
 
XMetaL6.0はサービスパック1のあと、DITA1.2を使えるようにするための、DITA 1.2 Configuration Kit Release Notes (Version 0.6)というのが出ました.しかしこれに載っているDITA-OTは1.5.1 M2という中途半端なバージョンで、DTDも最新でなく早い対応が待たれていました.今回はXMetaL7.0でやっと正式にDITA1.2、Windows 7Win64での動作保障ということになったのだと思います.詳細はニュースリリースをご覧ください.
 
 
すでにダウンロードできますが、出ているのは英語版だけで、日本語はまだ6.0 SP1のままです.私の方は仕事で使うのでおそるおそるダウンロードしてインストールしてみました.
するとわかったのですが、XMetaL7.0はそれより前のバージョンのXMetaLとは共存が出来ないようです.インストールの最中に自動的に前のバージョンを検出して、次のようなダイアログが出ます.
 
「We found the previous installation on your system. Do you want to
upgrade? It will remove the previous installation before the
installation. Press Yes to upgrade, No to abort the setup.」
 
この「upgrade」が曲者です.私は業務用に正規のライセンス持っているので、自動的にアップグレードしてくれるのか?と思って「Yes」で先に進んだのですが、その結果XMetaL6.0はアンインストールされ、XMetaL7.0がインストールされました.問題はここからで、XMetal7.0は最初の起動でライセンスファイルかライセンスサーバーを要求してくるのです.
ライセンスについては次をご覧ください、7.0から大幅に変わっています.今までのようにシリアル番号は使えません.
 
 
結局最初の起動では30日のトライアルライセンスしか選ぶことが出来ない状態となってしまいました.ですから業務で6.0を使っている方は、7.0はライセンスファイルが届くまで7.0はそのPCにインストールしない方が良いと思います.もし試しにやるなら、XMetaLが入っていないPCにインストールすべきでしょう.
 
こんなことでてんやわんやしていて、実際に立ち上げて試せたのはほんの少しだけでした.ちょっと気になったのは、DITA-OTについているbookmapを少し編集したものを開いてPDF出力するととたんにこけました.ログを見ると1.4.2.1が動いています.これではDITA1.2はダメなはず.インストールでは自動的にDITA Open Toolkitは上書きされないようです.C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\SoftQuad\XMETAL Shared\DITA_OT と DITA_OT1.5を削除すると出力のときに最新のDITA-OT 1.5.4がコピーされ動いてくれました.
でもこれは"install-readme.html"に書いてあるようです.
 
 
自分で特殊化したDTDなんかはここにおく場合もあるので、インストーラは勝手には上書きしないのでしょう.