今年も田んぼの生き物調査

さて今年も昨年に引き続き、田んぼの草取り体験と生き物調査で、生活クラブ生協(長野)の方がバスで地元の東春近農協に見えられました.昨年は神奈川の方もいらっしゃったのですが、今年は東北大震災の影響もあって長野だけになったようです.
 
 
午前中に田の草取りの体験をしていただいて、午後は田んぼ生き物調査でしたが、運悪く雨が降り出す天気だったのですが、みんな元気に圃場に入って行かれました.コーディネータは昨年に引き続き、フィールドミュージアムいいじまの米山さんが務めてくれました.グループに分かれて集めてきた生き物を昆虫から水の中のヤゴまでみんな名前を解説してくれます.
 
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普段なんのことはなく見る水田ですが、この調査でどのくらい生き物がいたか想像できるでしょうか?なんと今回の調査で、40種もの生き物が田んぼにいたのが確認できました.米山さんが解説してくれた名前を携帯のメモに入れておいたので、ここに紹介します.
 
ガムシ、コガムシ、コシマゲンゴロウコオイムシ、ヒメアメンボ、アカトンボヤゴ、シオカラトンボヤゴ、ミズアブ、ゲンゴロウヨウチユウ、トノサマガエル、アオガエル、モンシロチョウ、モンキチョウイトトンボヤゴ、コバネイナゴ、マルミズダニ、ナナホシテントウムシ、ハラビロトンボ、オツネトンボ、ツバメ、ミノムシ、アシナガバチ、アブ、ハエ、ガ、スジブトハシリグモ、ハシリグモ、コモリグモ、ウマビル、ミジンコ、ヒメジャノメ、モートンイトンボ、ホソアオツヌトンボ、アブラムシ、カゲロウ、トビゲラ、カワゲラ、クロオオアリ、スズメ、アシナガグモ
 
生物多様性といいますが、一杯のご飯=3000~4000の米粒=稲3株=オタマジャクシ35匹の環境を提供しているそうです.この環境、大切ですね.
 
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写真は米山さんが持ってきてくれた資料です.