4月のスタイルシートの仕事も終わり、今度はWordでのオーサリングツール作成の仕事になりました．今までお客様にWord2003でオーサリングをやってもらってWordMLを出力しそこからDocBookのXMLファイルにXSLTで変換していたのです．でもいまやWord2003も二世代も前の製品になりました．お客さんのところもOSをWinodws7にあげる計画があります．そうするとWordも最新の2010に対応させた方が今後のためです．というわけでWord2003用にVBAで作ったシステムをWord2010に変えねばならないのです．
ところでこのオーサリングツール、海外でも使うということなので表示文字列やメッセージは日英二ヶ国語に対応させています．私の手元にも前のThink PadにはWord2003の英語版が入っていました．今度もテストのためにWord2010の英語版が要るため、ネットを見てそこらで英語版のOfficeを探しました．
amazon.comは昔からアカウントがあります、Officeも扱っているのですが、残念ながら出荷先がUS限定になってしまっています．日本のamazon.co.jpを見ると、売ってはいるのですがみんなそれなりの価格です．Home and Student版は3ライセンスもOKでしかも安いのですが、ライセンス上、営利目的には使用できないようです．そんなうちProfessional版の中古で\19,800というのがあったので、喜び勇んでそれを購入申請しました．他の中古はみんな4万円台なので破格値です．
でも送られてきたのは実に怪しげな代物でした．在庫切れでパッケージ版ではなくDSP版を代わりに送るということなのですが、DVDは白黒印刷でどう見ても自分で作ったという感じです．インストールは普通なのですがその後のアクティベーションはウィルスバスターをいったん終了させ、ディスクに入っているプログラムを動かします．ウィルスバスターをそのままにしておくと、このプログラムはすぐにスパイウェアとして警告が出ます．アクティベーションも一発ではうまくいきません．ダメなときはプログラムを変えたり、自分でregeditを動かしてレジストリをいじくらねばならないという念のいりようです．私の場合なんとか二回目でアクティベーションに成功し、マシンを再起動させました．アクティベーションで使ったプログラムがCドライブにインストールされていたのですが、ウィルスバスターで一発で削除されました．ますます怪しい．でもWord2010を起動させてみるとなんの問題もなく起動でき、ヘルプを見るとアクティベーションは完了しています．会社で作った.dotmを表示させるとうまく動いてくれました．このProfessional版、英語版なんですが、日本語のリソースも入っていて、日本語化できちゃいます．これで2ライセンスあるので英語版が必要な海外営業の先輩と1ライセンスづつインストールしました．これでライセンス上問題なければパッケージ版買うのがばかばかしくなっちゃいますね．
画像は起動できたWord2010
