Unicodeのブラウザ

いくらXMLUnicodeを採用しているからと言って、必ずしも様々な言語を使用したりオーサリングしたりすることはそう機会はないのではと思います.私も実際に使うのは日本語と英語がせいぜいでした.でも企業の中には各国語に精通していなければならない部署の方もおられます.例えば英語でマニュアルのベースを作って、各国語展開する担当の方です.私はそういう立場では全然ありませんが、年末から今年にかけて結構日本語、英語以外の各国語に接する作業をやりました.普段使うことのないLatin Extended-A(U+0100~U+017F)やLatin Extended-B(U+0180~U+024F)も見なければなりません.またアラビア語組版を見るときに必要な文字のBIDI属性も必要です.

このようなときに必要になるのがUnicodeのコードチャートです.Unicodeは立派で分厚い印刷された本が出版されているのですが、ちょっと文字コードを調べたりするのには本よりPC見られるブラウザが便利です.もうウン年前にUnicode 3.0の本を\7,000くらいで買ったとき、そのCDにUniBookというアプリケーションがオマケで同梱されていてずっと便利に使ってきました.

でもなかなかフォントの切り替えが思うとおりに行かずページが真っ白になったりします.何かその後のものがないか探してみると今はUnicode.orgで無償でUniBookの最新版が公開されていました.

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Unibook Character Browser

ここのページにはWindows XP以上でOKと書いてありますが、どうもインストーラに癖があるらしく私のWindows7 64bitでは、ついぞC:\Program Files (x86)にはインストールできませんでした.代わりにDドライブにインストールフォルダを変更してやっと起動までたどりつきました.

ポイントはこのアプリケーションは、Unicode Character databaseのデータを表示に使用するので、インストールフォルダにあらかじめUCD.zipをダウンロードして解凍して置かねばならない点です.

以前のバージョンから良くなった点は、スナップにあるとおり文字のカテゴリーや、BIDIのカテゴリー、それとUTF-8のコードも出してくれることです.またページをめくると、Uniocdeの大本の本にあるような文字の解説ページも充実しています.

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あまり各国語に接する機会はないかもしれませんが、一回インストールしておくとUnicodeで何か調べるときに大変便利で重宝します.お勧めの一品です.