XSL-ListのLiam Quinの発言は見逃すことができなかったので、
つたない英語で必死に発言しました.(もっと英語は勉強しておけばよかった!)
私の論旨は、XSL-FOにはスタイルがすべてXSL Formatting ObjectのPropertyとして付加されているが、CSSの場合基本的にスタイルは全部外付けだということです.
実はこれは気の遠くなるような作業になります.CSSのフォーマッタ(もしくはレンダラー)がCSSファイルからスタイルを選ぶのと同じ「頭脳(セレクタの適用ルール)」になって分析しなければならないからです.
XSL-FOの場合、プロパティの継承があるので、時としてstart-indentが表の中やfo:block-containerの中まで継承されて痛い目を見ることがありますが、まあパターンは大体決まっています.そしてXSL-FO自身にはプロパティでスタイルが書いてあるのでこれがデバッグの救いになります.しかしCSSはdivやspanのclass属性(もしかしたらid属性)から外部のスタイルを見なければ「一切がわからない」のです.
先月までやっていたXSL-FOの仕事、CSSでやってくれと言われたら私は絶対逃げ出すと思います.
しかしW3Cもこんなことをやっているようでは世論の支持は得られないなとしみじみ思いました.