5576-001復活!

また性懲りもなくやっていると思われる方もいるかもしれませんが、机の下に入れっぱなしで埃をかぶっていたIBM 5576-001キーボードが昨日Winodws7で復活しました.何故使えるようになったかというと、soramimiさんがQuckey2を開発してくれ、5576-002だけでなく5576-001、5576-003にも対応してくれたからです.
 
 
5576-001のキーバインド図はココです.
 
 
Quckey2はWEBから申し込みをしたらsoramimiさんがていねいに包装して郵送してくました.さっそく5576-001特有のキー配列をOADGライクに置き換え、Quckey2をつないだら一発でWindows7で動いてくれました.めでたし、めでたし!
 
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(東プレとならべた5576-001、でかいのがわかります.)
 
私が何故この超時代物のキーボードに愛着があるのかというと、私の初めての本格的なPC開発でつかったものだからです.(それまではホストの仕事ばかりだった)かつてバブルがはじけた直後、請負で仕事をやっていたことがあります.その仕事はIBMの子会社のさらに下請けの仕事で、当時一台数百万円のPS/55 + OS/2で始めてCで開発したのですが、そのときのPS/55についていたのがこの5576-001でした.ワーキングルームには、PS/55が10台ぐらい置かれて、IBMトークンリングでサーバーに接続され、一応禁煙建前でしたが、make allなんてDOS窓でバシッとたたいてタバコを一服していたものでした.請負だったので実家でPC98でコーディングして、MS-C6でとりあえずエラーをとり、デバッグは東京へでかけて行って泊り込んでPS/55でやるという今では信じられないような生活でした.
 
5576-001は5576-002よりキータッチが少し固めです.5576-002も良いのですが、比べてみると、ほんのちょっとひっかかるような印象があって、同じ入力をするにもすこし時間がかかります.5576-001はそういうストレスを感じさせません.キータッチの音は、スコン、スコン、クッキン、クッキンという感じかな?東プレもいいんですが、明確な打鍵感のあるメカニカルキーボードも良いものです.
 
Windows XPまではマイクロソフトが御情けでつけてくれていたドライバのkbdibm02.dllを使い、.infファイルをパッチして使っていました.Windows XPでも5576-001はキー配置が今のOADGキーボードとは相当違うので、なかなか常用するのは大変でした.Windows7ではさすがにドライバもなく見捨てられたようです.でもQuckey2がこれを救ってくれました.soramimiさんに感謝したいと思います.